「選ばれる理由」を一生懸命書くほど、売れなくなる理由

シンプルに場面を説明 店主がお客様に商品を説明しているが、お客様の表情が微妙に腑に落ちていない様子

ホームページに「選ばれる理由」という内容を見かけませんか?

自分自身も長くホームページ制作に関わっていますが、「選ばれる理由」を「選ばれる側」が言うのはすごく違和感があったんです。

選ばれる理由は本来お客様からみた視点なんですよね。
ただ、最近はとても重要なコンテンツと考えています。

なぜ一生懸命書くほど逆効果になるのか、

その構造を考察していこうと思います。

「選ばれる理由」が違和感を生む理由

そもそも、なぜ違和感があるのか。

「選ばれる理由は3つあります」

  • 実績
  • スピード
  • 価格

こういった表現、よく目にしますよね。
でもよく考えると、実績もスピードも価格も、評価するのはお客様のはずです。

提供する側が「私たちはすごい」と宣言することは、ある種の自己申告。

就活の面接で「私の強みは誰よりも優秀なところです」と言い切るようなもので、聞いた瞬間に「本当に?」と疑問が湧いてしまう。

これが違和感の正体だと思っています。

そして厄介なのは、一生懸命書けば書くほど、自分たちの思い込みを強化してしまうことです。

ズレたまま磨き上げても、お客様には届きません。

会社が思っている理由と、お客様の理由がズレている問題

ここに、見落とされがちな落とし穴があります。

「選ばれる理由をどう書くか」以前に、自社がなぜ選ばれているのかを、会社側が正しく把握できていないケースが驚くほど多いのです。

【ある工務店のケース】

社長は「うちは施工の品質が強みだ」と信じていました。
ところがお客様アンケートを取ってみると、「担当者がちゃんと話を聞いてくれた」「他所では断られた要望を受けてくれた」という声が圧倒的に多かった。

つまり、売りにすべき強みがズレていたわけです。

この状態でホームページに「高品質な施工」を全面に出し続けても、本当に刺さるお客様には届かない。会社が思っている選ばれる理由と、お客様が感じている選ばれる理由がズレていると、売れるものも売れなくなるのはこういう構造です。

一致させるためにやるべきこと

では、どうすればズレを解消できるのか。

一番の近道は、既存のお客様に直接聞くことです。

  • 「なぜ私たちを選んでくれましたか?」
  • 「決め手は何でしたか?」

この質問一つで、ホームページの訴求が丸ごと変わることがあります。

また、問い合わせ時や契約時に一言添えるだけでも十分です。アンケートフォームを用意しなくても、会話の中で拾った言葉をメモしておくだけで、自社の「本当の強み」が見えてきます。

集まった声の中に、同じキーワードが繰り返し出てきたら、それが本物の「選ばれる理由」です

事例で見る「伝わる」と「伝わらない」の差

外壁塗装会社

ある外壁塗装会社のホームページに、こんな記載がありました。

丁寧な施工・豊富な実績・アフターフォロー充実

一方、同じ業界の別の会社はこう書いていました。

「地元・浜松で15年、施工後3年以内の不具合は無償対応。おかげさまで口コミ紹介が年間受注の6割を超えました」

どちらが「選ばれる理由」として機能しているか、一目瞭然ですよね。

前者は形容詞の羅列。後者は数字と事実で語るストーリーです。そしてこの差は、書き方の上手い下手ではなく、お客様の声をちゃんと拾えているかどうかから生まれています。

一致させることが、売上につながる出発点

「選ばれる理由」をホームページに書くこと自体は悪くありません。

ただ、ズレた状態で一生懸命書き続けるほど、実は売れなくなっていく。
タイトルに書いたのはそういう意味です。

会社が思っている選ばれる理由と、お客様が感じている選ばれる理由が一致しているか確認すること。
これが出発点です。

一致していれば、その言葉はお客様の心に届く。ズレていれば、どれだけ丁寧に書いても刺さらない。

ホームページを作る・見直す機会があれば、まずお客様の声を拾うところから始めてみてください。

そこに、本当の「訴求」が眠っています。


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